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 シャコ貝 

碇のそばに海の石に寄り添うように大きな貝が置かれています。

サンゴ礁の海域に生息し、最も大きいオオジャコは直径が2mを超すものもあり、世界最大の二枚貝です。

縄文時代には貝斧の素材として使用され、黒曜石にも似た重要な役割を果たしています。

神話によると、猿田彦大神が、阿耶訶(あざか。現在の三重県松阪市)の海で魚を獲っていた時、ひらぶ貝に手をはさまれて海の底に沈み、溺れてしまいました。

海に沈んでいる時に「底どく御魂」、 猿田彦が吐いた息の泡が昇る時に「つぶたつ御魂」、泡が水面で弾ける時に「あわさく御魂」という三柱の神様が生まれたということです。

ひらぶ貝がどんな貝なのかはっきしませんが、手をはさまれて溺れる可能性のある貝を探すと「シャコ貝」ではないかと言われています。

✽「へエー、この貝が~?」とまじまじと見てしまいました。